柴又観光のモデルコースを解説!帝釈天などのおすすめスポットを紹介!

葛飾柴又と言えば、日本の名作映画『男はつらいよ』の舞台として有名で、古き良き日本の面影が色濃く残る風情のある下町。

歴史と文化が息づく柴又の魅力は、街角に広がる趣き、うなぎ料理に草だんごや煎餅などの和菓子の美味、そして人情溢れる雰囲気は、訪れる人々に古き良き懐かしさ感じさせてくれます。

また、寺院や歴史的建造物、映画の舞台としても有名な場所が点在。
寅さんファンのみならず、ノスタルジックな気分を味わいたい方にとっては、一日じっくりと散策して楽しむことができます。

今回は、柴又駅から帝釈天参道を抜けて、柴又帝釈天や葛飾柴又寅さん記念館などのおすすめスポットを経由し、最終地点の矢切の渡しまでの柴又を味わい尽くすモデルコースをご紹介します。

柴又エリアへのアクセス

柴又観光へのアクセスは、「京成金町線 柴又駅」を起点としてスタートします。

柴又は、浅草やスカイツリーから約10kmに位置しており、電車で約30分と、都内の他の人気観光スポットと併せて楽しめる場所と言えます。

 

柴又駅から柴又帝釈天エリア

まずは、柴又駅から柴又帝釈天までのルートを解説します。

ルート

柴又駅→フーテンの寅像→帝釈天参道→柴又帝釈天

ここでは、ノスタルジックな雰囲気と名物グルメを楽しむことができます。

フーテンの寅さん像

柴又駅を出てすぐ、記念撮影として人気のスポット「フーテンの寅像」と「見送るさくら像」があります。

さっそく映画「男はつらいよ」の世界が広がります。

帝釈天参道

帝釈天参道は、柴又駅から柴又帝釈天までの約200mの参道で、重要文化的景観に選定されています。

この参道は、「男はつらいよ」のロケ地でもあり、現在でも木造建築で趣のある店舗が立ち並ぶ懐かしい雰囲気が味わえる散策ルート。

ここでは、柴又の名物グルメも味わうことができるため、人気のお店をご紹介します。

駄菓子 柴又ハイカラ横丁

昭和をそのままもってきたような懐かしい世界観が漂う「柴又ハイカラ横丁」。

1Fでは、昭和世代には懐かしい駄菓子が数多く並んでいます。

昔懐かしの駄菓子が食べたいという方に大変おすすめです。

また、2Fは、おもちゃメーカーが多くあった葛飾のおもちゃ文化を発信するため、「おもちゃ博物館」として昭和時代の懐かしい貴重なおもちゃが展示されています。

葛飾柴又の子供文化の中心だった駄菓子とおもちゃに囲まれることで、昭和へのタイムスリップ体験を楽しむことができます。

営業時間 10:00~18:00
定休日 不定休
アクセス 京成線 柴又駅 徒歩1分
住所 東京都葛飾区柴又7−3−12(Googleマップ
URL WEBサイト

草だんご

柴又の名物の一つの草だんご。

帝釈天参道には、多くの老舗の草だんご店が立ち並んでいます。

特徴はたっぷりのあんこで、お土産としてもおすすめです。

ここでは、名店3選をご紹介します。

亀家本舗

明治34年創業の老舗で、映画「男はつらいよ」のモデルになっているとされている亀家本舗。

材料は着色料などを一切使用しないこだわりで、よもぎの香りが引き立った草だんごです。

営業時間 9:00~17:00
定休日 月曜日
アクセス 京成線 柴又駅 徒歩0分
住所 京都葛飾区柴又7-7-9Googleマップ
URL 公式サイト
門前とらや

甘さを抑えた北海道産の自家製あんこが特徴。

食べ歩き用で、土日祝限定のよもぎと醤油、海苔でつくられた「焼きだんご」は、ビールとの相性も良く、甘味が苦手な方におすすめ。

営業時間 (平日)10:00~17:00
(土日祝)9:00~17:30
定休日 第1・第3・第5火曜日
アクセス 京成線 柴又駅 徒歩2分
住所 東京都葛飾区柴又7-7-5Googleマップ
URL 公式サイト
高木屋老舗

明治創業時代からの趣きそのままの木造瓦ぶきの店構えが風情を漂わせています。

名物の草だんごは、当日ひきたて特選コシヒカリの上新粉を使用されています。

あんこは甘すぎず上品な味わいが特徴的です。

営業時間 (店内)10:00~17:00
(お土産)9:00~16:00
定休日 原則なし
アクセス 京成線 柴又駅 徒歩2分
住所 東京都葛飾区柴又7-7-4Googleマップ
URL 公式サイト

鰻料理

柴又と言えば、鰻や鯉、川魚料理も有名です。

ここでは、厳選2店舗をご紹介します。

川千家

1778年創業と約250年の歴史を持つ老舗名店の川千家。

人気メニューは醤油ダレベースにピリッとくる山椒の「うな重」と鯉と野菜の味噌煮込みの「鯉こく」。

営業時間 11:00~18:00
定休日 年末年始
アクセス 京成線 柴又駅 徒歩3分
住所 東京都葛飾区柴又7-6-16Googleマップ
URL 公式サイト
ゑびす家

孤独のグルメにも登場した天明時代創業の川魚料理の老舗名店「ゑびす家」。

看板メニューは、ふわふわで炭火焼の香ばしさ漂う「うな重」。

営業時間 11:00~22:00
定休日 不定休
アクセス 京成線 柴又駅 徒歩1分
住所 東京都葛飾区柴又7-3-7Googleマップ
URL 公式サイト

お土産

柴又観光のお土産は、先にご紹介した「草だんご」だけではありません。

和菓子やせんべいも人気名物として有名です。

金子屋

大正時代創業の手焼きせんべい専門の老舗。

せんべいの種類は手焼きせんべいをはじめ、あられやザラメ・のり巻きなど20以上あり、バラエティに富んでいます。

営業時間 10:00~18:00
定休日 不定休
アクセス 京成線 柴又駅 徒歩3分
住所 東京都葛飾区柴又7-7-5Googleマップ
URL 公式サイト
い志い

1862年に呉服店として創業し、その後、茶店としての営業を開始。

帝釈天参道のお店では最古となる築200年の木造建築のお店は、ひときわノスタルジックな雰囲気を放っています。

おすすめは、何といっても柴又名物、さっぱり味のどら焼きとして名高い「寅¨焼き」。

営業時間 (平日)8:30~17:00
(日祝)8:30~18:00
定休日 不定休
アクセス 京成線 柴又駅 徒歩3分
住所 東京都葛飾区柴又7-6-20Googleマップ
URL 公式サイト
丸仁

佃煮の老舗にして名店の丸仁。

素材の風味を活かした技法でつくられた佃煮は、ごはんにも酒のツマミとしても絶品。

人気商品は「あさり佃煮」。

営業時間 10:00~18:00
定休日 月曜日
アクセス 京成線 柴又駅 徒歩3分
住所 東京都葛飾区柴又7-6-18Googleマップ
URL 公式サイト

柴又帝釈天

柴又帝釈天(正式名称:経栄山題経寺)は江戸時代の寛永6年(1629年)に日栄上人が庵を建てたことが淵源とされる日蓮宗のお寺です。

名匠 坂田留吉棟梁が造りあげた、けやき造りの「二天門」と「帝釈堂」が見どころ。
また、150坪という広い大客殿では、大迫力の「彫刻ギャラリー」や美しい日本庭園の「邃渓園」を見学することができます。

柴又帝釈天から江戸川河川敷エリア

柴又帝釈天の後は、日本庭園「山本亭」から矢切の渡しまでのルートを解説します。

ルート

日本庭園 山本亭→葛飾柴又寅さん記念館→山田洋次ミュージアム→柴又公園→矢切の渡し

ここからは、緑豊かな癒しと、寅さんの世界観を楽しむコースです。

日本庭園「山本亭」

山本亭は、約100年前の大正末期から昭和にかけて、山本カメラが工場と住居用として建設した邸宅。

その最大の特徴は、趣きのある書院造りをベースに洋風の建築を融合させた近代和風の建築で和洋折衷の建築にあります。
その中でも特に目を引きのが美しい日本庭園です。

米国の日本庭園専門誌「Sukiya Living」の2019年ランキングでは4位と高評価を得ています。

また、その庭園では、抹茶などのドリンクと和菓子を堪能することができます。

入館料 100円/1名
営業時間 9:00~17:00
定休日 第3火曜日(第3火曜日が祝日・休日の場合は、直後の平日)
12月の第3火・水・木曜日
アクセス 京成線 柴又駅 徒歩8分
住所 東京都葛飾区柴又7-19-32Googleマップ
URL 公式サイト

葛飾柴又寅さん記念館・山田洋次ミュージアム

出典;葛飾区公式サイト

「くるまや」や「朝日印刷所」といったセットの他に、寅さんが使用した革カバンなどの実物展示や、『男はつらいよ』の世界を再現した駅舎や客車ボックスシートなど、懐かしい名シーンが楽しめるコーナーがあります。さらに、記念撮影コーナーやクイズコーナーもあります。

映画『男はつらいよ』の世界にくまなく触れることができる、寅さん記念館。その館内には、気の向くままに日本全国を旅するフーテンの寅さんがいつも必ず帰ってくる場所、葛飾柴又の団子屋「くるまや」が再現されています。

映画「男はつらいよ」の「くるまや」や「朝日印刷所」といったセットが再現されています。
寅さんファンはもちろんのこと、下町風情を楽しみたい方にもおすすめです。

また、寅さんが使用していた革カバンなどの小道具から駅舎や客車ボックスシートなど、懐かしの名シーンを味わえる見どころ満載の展示スポットも用意されています。

館内に併設されている「山田洋次ミュージアム」では、山田洋次監督の映画作品全般の紹介や脚本家、舞台演出家としての作品に関する展示がされています。
また、当時のカメラや照明、編集機材など映画機材が展示があります。

前売入館券 一般:450円 / 児童・学生:270円
入館料
  • 山田洋次ミュージアムとの共通券
    一般:500円 / 児童・学生:300円 / シルバー:400円
  • 寅さん記念館&山本亭セット料金
    一般:550円 / シルバー:450円 / 団体:450円
営業時間 9:00~17:00
定休日 第3火曜日(第3火曜日が祝日・休日の場合は、直後の平日)
12月の第3火・水・木曜日
アクセス 京成線 柴又駅 徒歩8分
住所 東京都葛飾区柴又6-22-19Googleマップ
URL 公式サイト

柴又公園

山本亭、寅さん記念館を見終わった後は、緑豊かな公園散歩はいかがでしょうか。

江戸川河川敷と直結しており、気持ちのいいウォーキングも楽しめますし、ちょっと小休憩にも最適な場所です。

矢切の渡し

都内に唯一現存する稀有な渡し場。

江戸初期に柴又と対岸の矢切りを結ぶ渡し船の発着場として運航されており、小説や昭和歌謡「矢切の渡し」にも登場する有名スポットです。

運航は、夏季は毎日で冬季は土日祝のみ稼働していて、料金は片道200円です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

柴又は寅さんの世界観そのままに古き良き下町を体験できる貴重なスポットです。

また、グルメも充実していて飽きることがありません。

ぜひ、一度柴又ならではのノスタルジックな体験を味わってみてください。

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